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五代十国

五代十国のひとつ南漢国は、特に宦官を重用したことで知られ、科挙の成績優秀者は、まず性器切断してから登用したほどであった。最後の皇帝劉鋹(在位958年 - 971年)の時代には、総人口100万人に対し宦官が2万人もおり、この国の男性25人に1人は完全去勢していたことになる。

統一王朝の場合でも、宦官は普通は多くても数千人ほどで、おもに後宮に配置された。しかし、明代には爆発的に増え、約10万人に膨れ上がった。 「皇明実録」によると、1612年(明の天啓元年)に政府が、宦官の補欠3000人を募集したところ、応募者が2万人に達したため、急遽募集人数を4500人に増やしたという記録が残されている。

また宦官の影響で国政が乱れた例も多く、その弊害が最も顕著であったのは後漢・唐(中期から後期)・明と言われる。また、趙高は秦を滅亡させるきっかけを作った。宦官によって国政が乱れることは指摘されてきたが、歴代中国王朝はこれを廃止することはできなかった。宦官は権力を世襲できず、そのため常に皇帝と密着した存在であり、皇帝と離れては存在できなかった事から、皇帝が権力を託すための存在として必要不可欠であった(宦官ではない者に権力を託すと、当然の事ながら個人に留まらずその一族の権力となり、帝位を算奪される危険が伴う)。後漢では豪族の力が甚だ強く、それに対抗するために皇帝が手足として使った存在が宦官であった。唐に於いても藩鎮勢力に対抗するためと考えられる。明代に於いては皇帝権が極めて強く、それに比して無能・怠惰な皇帝が存在した場合に宦官が表に出るようになったと考えられる。


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2008年07月27日 20:41に投稿されたエントリーのページです。

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